マルチーズが抜け毛が多い時の対処法|おすすめペットグッズも紹介

POINT POINTマルチーズはシングルコート犬種で本来抜け毛は少ないですが、「最近抜け毛が増えた」と感じる場合は栄養・皮膚・ブラッシング・ストレス・ホルモンの5つが主因。毎日5分のブラッシングと高タンパク食、月1〜2回の低刺激シャンプーで約8割は改善できます。本記事では原因の見極め方から具体的な対策、おすすめグッズまで徹底解説します。
Cute Maltese dog lying on grass outdoors in daylight, serene and calm.
Photo: Raul Hernandez / Pexels

マルチーズは本来「抜け毛が少ない」犬種

結論:マルチーズはアンダーコートを持たないシングルコートのため、ダブルコート犬種と比べ年間抜け毛量は約1/5以下とされます。「抜け毛が多い」と感じるなら、必ず何らかの原因が隠れています。

マルチーズは地中海マルタ島原産の純白被毛が特徴の小型犬で、体重2.5〜4kg、被毛は絹糸状のシングルコート。柴犬やポメラニアン、コーギーなどのダブルコート犬種が春・秋の換毛期に大量の毛を落とすのに対し、マルチーズには明確な換毛期がありません。トイプードルやヨークシャー・テリアと並んで「抜け毛が少ない犬種ベスト3」に挙げられることも多いほどです。

シングルコートとダブルコートの違い

項目 シングルコート(マルチーズ) ダブルコート(柴犬など)
被毛構造 オーバーコートのみ オーバーコート+アンダーコート
換毛期 なし 年2回(春・秋)
1日の抜け毛量 ごく少量 シングルの約5〜10倍
毛玉リスク 高い(伸び続ける) 低〜中
トリミング頻度 月1回必須 3〜4か月に1回

抜け毛が増える5つの原因

結論:シングルコートのマルチーズで抜け毛が目立つ場合、栄養・皮膚疾患・ブラッシング不足・ストレス・ホルモンの5つを必ずチェックしましょう。

1. 栄養バランスの偏り

被毛の約95%はケラチンというタンパク質で構成されています。タンパク質が不足したり、オメガ3・6脂肪酸、亜鉛、ビオチンが欠乏すると、被毛は細くもろくなり、切れ毛・抜け毛が増加します。穀物中心の安価なフードを長期間与えている場合は要注意です。

2. 皮膚トラブル(アレルギー・真菌症)

マルチーズは皮膚バリア機能が弱く、アトピー性皮膚炎・食物アレルギー・マラセチア皮膚炎の発症率が他犬種より高いと報告されています。10匹中3〜4匹が生涯に何らかの皮膚トラブルを経験するというデータもあります。局所的な脱毛・赤み・かゆみが見られたら皮膚疾患を疑いましょう。

3. ブラッシング不足による物理的な抜け毛

絡まった被毛が引っ張られ、毛根ごと抜けてしまうケースです。週1回以下のブラッシング頻度では毛玉発生率が約3倍になり、毛玉部分の皮膚が蒸れて二次的な皮膚炎を起こすことも珍しくありません。

4. ストレス・生活環境の変化

引っ越し、長時間の留守番、家族構成の変化、新しいペットの加入などはマルチーズにとって大きなストレスです。ストレス性脱毛は背中や腰回りに左右非対称で現れることが多く、過剰な毛づくろい行動を伴います。

5. ホルモンバランスの乱れ

甲状腺機能低下症やクッシング症候群などの内分泌疾患は、左右対称の脱毛が特徴です。シニア期(7歳以上)に多く、皮膚の黒ずみ・体重増加・元気消失を伴う場合は速やかに獣医師へ相談を。

POINT 注意地肌が透けて見えるほどの脱毛、円形脱毛、かさぶたや出血を伴う場合は、自己判断せず48時間以内に動物病院を受診してください。早期発見で治療期間も費用も大幅に短縮できます。
A charming white dog wearing a green harness captured outdoors on a sunny day.
Photo: Emre Ozyemisci / Pexels

原因別の対処法 比較表

結論:原因によって優先すべき対策は異なります。下表で愛犬の症状に合うアプローチを選びましょう。

原因 主な対処法 改善目安期間 費用感
栄養不足 高品質フード+オメガ3 4〜8週間 月3,000〜6,000円
皮膚疾患 動物病院で診断・投薬 2〜12週間 初診5,000〜15,000円
ブラッシング不足 毎日5分のブラッシング 1〜2週間 道具代2,000〜5,000円
ストレス 環境改善・運動量増加 2〜4週間 0円〜
ホルモン異常 血液検査+ホルモン剤 1〜6か月 検査1〜2万円

飼い主ができる5つの基本対策

結論:自宅ケアの柱は「ブラッシング・食事・シャンプー・皮膚チェック・環境管理」の5本立てです。

1. 毎日5分のブラッシングを習慣に

スリッカーブラシで全身を優しくとかし、仕上げにステンレスコームで毛流れを整えます。毛玉ができやすい耳の後ろ・脇の下・内もも・しっぽの付け根は重点的にケアしてください。皮膚を傷めないよう、必ず毛先から少しずつ根元へ向かってほぐします。

2. フードを見直す

主原料が穀物中心のフードから、動物性タンパク質(チキン・ラム・サーモンなど)が第一原料のフードに切り替えましょう。粗タンパク質含有量25%以上、オメガ3脂肪酸0.5%以上が目安です。サーモンオイルをトッピングする場合は、体重3kgのマルチーズで1日小さじ1/2程度(約2.5ml)から始めてください。

3. シャンプーは月1〜2回・低刺激タイプで

洗いすぎは皮脂を奪い乾燥と抜け毛を悪化させます。頻度は月1〜2回を厳守。セラミド配合・オートミール系・無香料の低刺激シャンプーを選び、シャンプー後は必ずタオルドライ後にドライヤーの中温風で根元まで完全乾燥を。生乾きは24時間以内にマラセチア菌が繁殖する温床になります。

4. 皮膚チェックリストで早期発見

週1回、以下を確認しましょう。

  • □ フケが急に増えていないか
  • □ 赤み・湿疹・かさぶたがないか
  • □ 体を頻繁に掻いたり舐めたりしていないか
  • □ 脱毛が左右対称に起きていないか
  • □ 被毛にツヤがなくパサついていないか
  • □ 独特の脂っぽい臭いがしないか
  • □ 皮膚が黒く色素沈着していないか

2つ以上該当する場合は、早めに動物病院を受診してください。

5. 室内環境を整える

室温20〜25℃、湿度40〜60%が理想です。冬場の乾燥は皮膚バリアを弱め、夏場のエアコンも乾燥源に。加湿器の設置や犬用保湿スプレーの活用が有効で、特に暖房を使う11月〜3月は湿度計の常設を推奨します。

正しいブラッシングのステップ手順

結論:順序を守ることで被毛のダメージを最小化し、嫌がる子でも継続しやすくなります。

  1. ステップ1:ブラッシングスプレーを全身に軽く吹きかけ静電気と摩擦を抑える
  2. ステップ2:背中→脇腹→お腹→足の順にスリッカーブラシで毛先からとかす
  3. ステップ3:耳の後ろ・脇の下・内もも・しっぽ付け根の毛玉好発部位を重点ケア
  4. ステップ4:粗目のコームで毛玉残りをチェックし、見つけたら指でほぐす
  5. ステップ5:細目のコームで仕上げ、毛流れを整える
  6. ステップ6:終わったらおやつや褒め言葉でポジティブに終了

抜け毛対策に便利なグッズ5選 比較

結論:道具選びを間違えると皮膚を傷つけ逆効果。マルチーズの繊細な被毛にはソフトピンタイプが必須です。

アイテム 用途 価格目安 おすすめ度
スリッカーブラシ(ソフトピン) 毎日のブラッシング・毛玉ほぐし 1,500〜3,500円 ★★★★★
ステンレスコーム(粗目・細目両用) 仕上げ・毛玉チェック 1,000〜2,500円 ★★★★★
サーモンオイルサプリ オメガ3補給・被毛ツヤ改善 2,000〜4,500円 ★★★★☆
低刺激シャンプー(セラミド配合) 月1〜2回の全身洗浄 2,500〜5,000円 ★★★★★
抜け毛クリーナー(エチケット型) ソファ・衣類の毛除去 800〜2,000円 ★★★☆☆

サーモンオイルは2〜4週間の継続で被毛のツヤ改善を実感できる飼い主が約7割という調査結果もあり、コストパフォーマンスに優れたサプリメントです。

動物病院を受診すべきサイン

結論:以下のサインが1つでもあれば、自宅ケアで様子を見ず必ず受診してください。

  • □ 円形・左右対称の脱毛がある
  • □ 地肌が透けて見える範囲が500円玉以上
  • □ 皮膚に膿・出血・強い臭いがある
  • □ かゆみで夜眠れない様子
  • □ 元気・食欲の低下を伴う
  • □ 体重が1か月で10%以上変動
  • □ 多飲多尿(水を異常に飲む)

よくある質問

Q1. マルチーズに換毛期はありますか?

マルチーズはシングルコートのため、ダブルコート犬種のような明確な換毛期はありません。ただし季節の変わり目に多少抜け毛が増えることはあります。大量に抜ける場合は病気の可能性があるため受診をおすすめします。

Q2. 子犬の頃から抜け毛が多いのは異常ですか?

生後4〜8か月頃はパピーコートからアダルトコートへ生え変わる時期で、一時的に抜け毛が増えるのは正常です。ただし地肌が見えるほどの脱毛や、かゆみを伴う場合は獣医師に相談してください。

Q3. トリミングの頻度はどのくらいが適切ですか?

マルチーズのトリミングは月1回が目安です。被毛を短くカットすることで毛玉リスクが減り、日々のブラッシングも楽になります。自宅では目の周り・足裏・肛門周りの部分カットを2週間に1回行うと清潔を保てます。

Q4. シャンプーを毎週しても大丈夫ですか?

毎週のシャンプーは皮脂を過剰に奪い、乾燥肌・抜け毛・フケの原因になります。汚れが気になる場合は水なしの泡シャンプーや蒸しタオル拭きで代用し、本格シャンプーは月1〜2回に留めてください。

Q5. 抜け毛と一緒にフケが大量に出ます。原因は?

乾燥性フケなら加湿と保湿スプレーで改善することが多いですが、脂漏性フケ(ベタつくタイプ)はマラセチア菌の関与が疑われます。1週間ケアしても改善しない場合や、かゆみ・赤みを伴う場合は皮膚科の診察を受けてください。


愛犬の被毛と皮膚を健やかに保つためのブラシ・シャンプー・サプリメントは、ケアグッズコレクションでまとめてチェックできます。被毛の質を内側から整える高品質フードはフードコレクション、毎日のお散歩で運動不足とストレスを解消するアイテムはお散歩グッズコレクションからお選びいただけます。

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