パグの抜け毛が多い原因と対策5選|ブラッシング頻度やおすすめグッズも紹介

POINT要点まとめ:パグはダブルコート構造のため抜け毛が多く、特に春秋の換毛期は通常の2〜3倍も毛が抜けます。毎日5分のブラッシング、月1〜2回の適切なシャンプー、良質な食事、室内環境の管理、皮膚チェックの5つを組み合わせれば、抜け毛量は体感で半分以下に抑えられます。
Charming close-up portrait of an elderly pug with a soulful gaze indoors on a wooden floor.
Photo: Harry Tucker / Pexels

パグの抜け毛が多い理由は「ダブルコート構造」にある

結論:パグは短毛種でありながら上毛と下毛の二層構造を持つため、見た目以上に抜け毛が多い犬種です。大型犬のゴールデンレトリバーに匹敵する抜け毛量とも言われています。

パグは小型犬でありながら、上毛(オーバーコート)と下毛(アンダーコート)の二層構造を持つダブルコートの犬種です。この構造により、体温調節のために下毛が大量に生え変わります。特に春と秋の換毛期には、通常の2〜3倍の毛が抜けることも珍しくありません。

短毛のため「抜け毛は少ないだろう」と思われがちですが、実際には体重1kgあたりの抜け毛量で見ると大型犬を上回るケースもあります。パグの毛は太さ約30〜50μmと細く短いため、衣類の繊維に刺さるように絡みつき、コロコロでも取りにくいという厄介な特徴があります。

パグと他犬種の抜け毛量比較

犬種 被毛タイプ 抜け毛量 掃除のしやすさ
パグ ダブルコート(短毛) ★★★★★ 困難(繊維に刺さる)
柴犬 ダブルコート(短毛) ★★★★★ 普通
ゴールデンレトリバー ダブルコート(長毛) ★★★★★ 普通(目立つが取りやすい)
トイプードル シングルコート(巻毛) 容易
フレンチブルドッグ シングルコート(短毛) ★★★ 普通

対策①|毎日5分のブラッシングで抜け毛の8割をキャッチ

結論:抜け毛対策で最も効果的なのはブラッシングで、毎日5分の継続で部屋の毛が約80%減ります。

パグの抜け毛対策で最も即効性があるのは、毎日のブラッシングです。わずか5分でも継続することで、本来部屋に散らばるはずだった毛をブラシで回収でき、掃除の手間が劇的に減ります。

ブラッシングの基本手順(ステップ)

  1. ステップ1:パグをリラックスさせる(おやつや声かけで安心させる)
  2. ステップ2:ラバーブラシを毛並みに沿って優しく動かす(背中→脇腹→お尻の順)
  3. ステップ3:換毛期はファーミネーターでアンダーコートを除去(1ヶ所5秒以内)
  4. ステップ4:顔のシワは濡れたガーゼで丁寧に拭く(細かい毛と汚れが溜まりやすい)
  5. ステップ5:尻尾の付け根とお腹周りの毛も忘れずにケア
  6. ステップ6:最後におやつを与えてポジティブな体験で終わる

時期別ブラッシング頻度の目安

  • 通常期:ラバーブラシで1日1回、全身を優しくマッサージするように
  • 換毛期(春3〜5月・秋9〜11月):ラバーブラシ+ファーミネーターを週2〜3回追加
  • 夏冬の安定期:ラバーブラシのみで2〜3日に1回でも可
  • ポイント:顔まわりのシワの間にも細かい毛が溜まるため、濡れたガーゼで拭き取る
POINT 注意:ファーミネーターを同じ場所に長時間当てると皮膚を傷つける恐れがあります。1ヶ所につき5秒以内、力を入れず軽く滑らせるように使用してください。週3回以上の使用も避けましょう。
A cute pug dog peacefully sleeping on a light-colored couch indoors.
Photo: phloge / Pexels

対策②|月1〜2回の適切なシャンプーで皮膚を健康に保つ

結論:シャンプーは月1〜2回が適切で、洗いすぎは皮脂バランスを崩して逆に抜け毛を増やします。

シャンプーは不要な被毛を一度に除去でき、皮膚の健康維持にも役立ちます。ただし、パグは皮膚がデリケートなため洗いすぎは逆効果です。週1回以上のシャンプーは皮脂バランスを崩し、フケや痒みの原因になります。

  • シャンプー頻度は月1〜2回(2〜4週間に1回)が目安
  • 低刺激・保湿成分(セラミド、ヒアルロン酸)配合の犬用シャンプーを選ぶ
  • シャンプー前にブラッシングで抜け毛を取り除いておくと、排水口の詰まりも防げる
  • 湯温は35〜37℃のぬるま湯に設定(熱いお湯は皮脂を奪いすぎる)
  • ドライヤーは冷風〜低温で完全に乾かし、生乾きによる皮膚トラブルを予防する
  • シワの間は綿棒や柔らかいタオルで水分を完全に拭き取る

シャンプー前後のチェックリスト

  • □ 事前にブラッシングで抜け毛を除去した
  • □ 耳に水が入らないよう綿球で塞いだ
  • □ シャンプーは2〜3倍に薄めて泡立ててから使用した
  • □ すすぎ残しがないよう5分以上かけて洗い流した
  • □ タオルドライ後、シワの間まで完全に乾かした
  • □ シャンプー後の被毛・皮膚に異常がないか確認した

対策③|食事の質を見直して被毛の健康を内側からサポート

結論:良質なタンパク質とオメガ3・6脂肪酸が豊富なフードに切り替えると、被毛のツヤが改善し過剰な抜け毛が減少します。

抜け毛の量は食事内容に大きく左右されます。被毛は約95%がタンパク質(ケラチン)で構成されているため、原料の質が直接被毛の健康に反映されます。

  • 主原料が肉または魚のフードを選ぶ(パッケージ最初に記載されている原料が肉/魚であること)
  • 粗タンパク質量25%以上、粗脂肪12%以上を目安に
  • サーモンオイルやアマニ油などのオメガ脂肪酸サプリメント(1日2〜5ml)をトッピングするのも有効
  • ビタミンE・亜鉛・ビオチンも被毛に必須の栄養素
  • 食物アレルギー(鶏肉・牛肉・小麦が代表的)が原因で抜け毛が増えるケースもあるため、フードを変えた後は2〜4週間様子を観察する

被毛に良い栄養素と含まれる食材

栄養素 働き 主な含有食材
動物性タンパク質 毛の材料となるケラチンを生成 鶏肉、サーモン、ラム肉、卵
オメガ3脂肪酸 皮膚の炎症抑制、毛艶向上 サーモン、イワシ、アマニ油
オメガ6脂肪酸 皮膚バリア機能の維持 鶏脂、ひまわり油、卵黄
ビタミンE 抗酸化作用で皮膚を保護 かぼちゃ、ほうれん草、アーモンド
亜鉛 毛包の正常な発育を促進 赤身肉、レバー、卵黄
ビオチン 皮膚と被毛の健康維持 レバー、卵黄、サツマイモ

対策④|室内環境の管理で抜け毛の飛散を最小限に

結論:温度20〜25℃・湿度50〜60%を維持すると換毛サイクルが整い、年中ダラダラ抜けるのを防げます。

室内の温度・湿度が適切でないと、パグの体が季節を正しく認識できず、換毛サイクルが乱れて年中抜け毛が多い状態になることがあります。エアコン完備の現代住宅では、特にこの「季節感の喪失」が深刻です。

  • 室温は20〜25℃、湿度は50〜60%を目安に管理する
  • 冬場の暖房のかけすぎに注意(室内と外気温の差が大きいと換毛が不規則になる)
  • 夏のエアコンも28℃以下を維持しつつ、極端な低温は避ける
  • 空気清浄機(HEPAフィルター搭載)を稼働させると、空中に浮遊する細かい毛をキャッチできる
  • ソファやベッドにはカバーをかけ、週1回は洗濯する
  • フローリングは静電気が起きにくい素材のマットを敷くと毛が舞いにくい

季節別の環境管理ポイント

季節 室温目安 湿度目安 注意点
春(換毛期) 20〜23℃ 50〜60% ブラッシング頻度を上げる
25〜28℃ 50〜60% 冷感マット併用、エアコン28℃
秋(換毛期) 20〜23℃ 50〜60% 抜け毛のピーク、空気清浄機強化
20〜23℃ 50〜60% 暖房と加湿のバランス重視

対策⑤|皮膚の異常がないか定期的にチェックする

結論:通常より明らかに抜け毛が増えた場合は、皮膚疾患やホルモン異常などの病気が隠れている可能性があります。

パグはアトピー性皮膚炎、膿皮症、マラセチア皮膚炎など皮膚疾患にかかりやすい犬種です。換毛期以外で異常な抜け毛があれば、自己判断せず早めに獣医師に相談しましょう。

動物病院を受診すべき症状チェックリスト

  • □ 部分的にハゲている(コインサイズの脱毛斑がある)
  • □ 皮膚に赤みや発疹がある
  • □ フケが大量に出ている
  • □ 頻繁に体を掻いたり噛んだりする
  • □ 皮膚が黒ずんでいる、または硬くなっている
  • □ 独特の脂っぽい臭いがする
  • □ 元気・食欲が落ちている
  • □ 飲水量・排尿量が増えた(ホルモン異常の可能性)
POINT 注意:上記が1つでも当てはまる場合は、早めに動物病院を受診してください。ノミ・ダニの寄生が原因で抜け毛が増えることもあるため、予防薬は通年投与が安心です。費用目安は皮膚科診察で初診5,000〜10,000円、皮膚検査込みで10,000〜20,000円程度です。

パグの抜け毛対策におすすめの便利グッズ比較

結論:ラバーブラシとファーミネーターの2本があれば、ほとんどの抜け毛は対処可能です。

抜け毛対策グッズ一覧

グッズ 価格目安 用途 おすすめ度
ラバーブラシ(Kong ズームグルーム等) 1,000〜2,000円 日常のブラッシング ★★★★★
ファーミネーター(小型犬・短毛用) 4,000〜6,000円 換毛期のアンダーコート除去 ★★★★★
ペット用粘着クリーナー 500〜1,500円 衣類・ソファの毛取り ★★★★
ロボット掃除機(ペット対応) 50,000〜100,000円 毎日の床掃除自動化 ★★★★
HEPA空気清浄機 15,000〜40,000円 空中の毛・アレルゲン除去 ★★★★
オメガ脂肪酸サプリ 2,000〜4,000円/月 被毛の内側からのケア ★★★★
ペット用シャンプー(保湿系) 2,000〜4,000円 月1〜2回の被毛ケア ★★★★
低刺激ボディシート 500〜1,500円 シャンプー間の体拭き ★★★

各グッズの詳細:

  • ラバーブラシ(Kong ズームグルームなど):パグの短毛に最適。皮膚を傷つけずに抜け毛を除去でき、シャンプー時のマッサージにも使える
  • ファーミネーター(小型犬・短毛用):換毛期のアンダーコート除去に最強。最大90%の抜け毛を除去できると公式サイトに記載
  • ペット用粘着クリーナー(コロコロ):衣類・ソファの毛取りに。洗って繰り返し使えるエチケットブラシも経済的
  • ロボット掃除機:毎日の床掃除を自動化。ペットの毛に対応したモデル(ルンバ j7+など)が特におすすめ
  • オメガ脂肪酸サプリメント:フードだけでは不足しがちな必須脂肪酸を手軽に補給できる

抜け毛シーズンを乗り切る1日のルーティン例

結論:朝のブラッシング・夕方の床掃除・夜のスキンチェックの3点をルーティン化すると無理なく続けられます。

飼い主のおすすめ1日スケジュール

  1. 朝(5分):散歩前にラバーブラシで全身ブラッシング
  2. 朝食時:オメガ脂肪酸サプリをフードにトッピング
  3. 日中:ロボット掃除機を稼働、空気清浄機はつけっぱなし
  4. 夕方(3分):ソファ・カーペットをコロコロで軽く処理
  5. 夜(5分):寝る前に皮膚状態をチェック、シワを濡れガーゼで拭く
  6. 週末(15分):換毛期はファーミネーターで集中ケア
  7. 月1〜2回:シャンプー&完全乾燥

よくある質問

Q1. パグの抜け毛はいつがピークですか?

春(3〜5月)と秋(9〜11月)の換毛期がピークです。この時期は通常の2〜3倍の毛が抜けます。ただし、室内飼いで空調が効いた環境では季節感が薄れ、一年中まんべんなく抜けるパグも少なくありません。

Q2. パグの抜け毛を完全になくす方法はありますか?

ダブルコートの犬種特性上、抜け毛を完全にゼロにすることはできません。ただし、毎日のブラッシング・適切な食事・皮膚の健康管理を組み合わせることで、部屋に散らばる毛の量は体感で半分以下に抑えることが可能です。

Q3. パグをバリカンで短く刈っても大丈夫ですか?

パグのバリカンカットは推奨されません。ダブルコートの犬種は被毛で紫外線や温度変化から皮膚を守っています。刈ってしまうと毛質が変わったり、毛が正常に生えなくなる「クリッパーアロペシア」を起こすリスクがあります。暑さ対策には冷感マットやクールウェアの使用がおすすめです。

Q4. 子犬と成犬で抜け毛の量は違いますか?

子犬期(生後〜1歳頃)は抜け毛が比較的少なめですが、生後6〜12ヶ月頃に子犬の毛から成犬の被毛へ生え変わる「初めての換毛」が起こります。1歳を過ぎると本格的なダブルコートが完成し、抜け毛量も成犬レベルになります。

Q5. パグの抜け毛が急に増えたのですが、病気のサインですか?

換毛期以外で急激に抜け毛が増えた場合は、甲状腺機能低下症、クッシング症候群、アレルギー性皮膚炎、ストレスなどが原因の可能性があります。特に左右対称の脱毛、元気消失、多飲多尿などを伴う場合は、ホルモン異常が疑われるためすぐに動物病院を受診してください。

まとめ|5つの対策で抜け毛と上手に付き合おう

パグの抜け毛は犬種特性のため完全になくすことはできませんが、①毎日のブラッシング、②適切なシャンプー、③良質な食事、④室内環境管理、⑤皮膚チェックの5つを実践すれば、体感で半分以下に減らすことが可能です。特にラバーブラシとファーミネーターの併用は即効性が高く、初日から効果を実感できます。

愛犬との暮らしをより快適にするために、適切なケアグッズを揃えていきましょう。

パグとの暮らしをもっと快適にするために、お散歩グッズはおさんぽグッズ一覧、毎日の食事はフード・おやつ一覧、日々のケア用品はケア用品一覧もぜひチェックしてみてください。

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